ミラボー橋
アポリネール/大島博光訳
ミラボー橋の下 セーヌは流れ
思えば
われらの恋も 流れる
苦しみのあとには つねに悦びがやってきた
夜のきて 鐘が鳴り
日日は去り わたしは残る
手と手を取り 顔を向かい合わせていよう
そのあいだにも
つないだわれらの腕の橋の下
永遠の眼ざしの もの倦い波が流れ去る
恋も過ぎ去る この流れる水のように
恋も過ぎ去る
なんと 人生ののろいこと
そして希望の なんと激しいこと
手に手をとり 顔向き合わせていよう
(草稿)
*マリー・ローランサンとの恋に破れたアポリネールの傷心の詩。ミラボー橋のことをアポリネールの橋とよんでいます。
アポリネール/大島博光訳
ミラボー橋の下 セーヌは流れ
思えば
われらの恋も 流れる
苦しみのあとには つねに悦びがやってきた
夜のきて 鐘が鳴り
日日は去り わたしは残る
手と手を取り 顔を向かい合わせていよう
そのあいだにも
つないだわれらの腕の橋の下
永遠の眼ざしの もの倦い波が流れ去る
恋も過ぎ去る この流れる水のように
恋も過ぎ去る
なんと 人生ののろいこと
そして希望の なんと激しいこと
手に手をとり 顔向き合わせていよう
(草稿)
*マリー・ローランサンとの恋に破れたアポリネールの傷心の詩。ミラボー橋のことをアポリネールの橋とよんでいます。
- 関連記事
-
-
アポリネール「鯉」 2015/11/06
-
アポリネール 「そのむかし ボヘミヤに」 2011/07/05
-
アポリネール 「ミラボー橋」 2011/05/08
-
アポリネール 「マリー(Marie)」 2011/05/07
-
アポリネール「愛の歌」 2010/07/01
-
この記事のトラックバックURL
http://oshimahakkou.blog44.fc2.com/tb.php/995-e57dd5fa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック