ブランシュ広場
大島博光
──わたしはブランシュ広場のカフェ・ブランシュで初めてアラゴンに会った。その頃そのカフェはシュルレアリストたちの溜まり場であった。──サドゥル『アラゴン』
シュルレアリスムの名所のひとつ
カフェ・ブランシュをたずねて
わたしはブランシュ広場へ行った
行ってみれば 左手には
ムーラン・ルージュがあって
赤い風車が 廻っている
そうだ ここはまた ロートレックの
広場だった──あの偉大なちんばの
画家と踊り子たちの街だった
わたしはカフェに坐って そんな
幻を追う──隣にいるのは
いまは 老人と孫娘の一組・・・
まだ 夏のひるさがりとあれば
ブランシュ広場も 素顔なのだ
暮れれば 夜の蝶が舞い始める
(自筆原稿)
大島博光
──わたしはブランシュ広場のカフェ・ブランシュで初めてアラゴンに会った。その頃そのカフェはシュルレアリストたちの溜まり場であった。──サドゥル『アラゴン』
シュルレアリスムの名所のひとつ
カフェ・ブランシュをたずねて
わたしはブランシュ広場へ行った
行ってみれば 左手には
ムーラン・ルージュがあって
赤い風車が 廻っている
そうだ ここはまた ロートレックの
広場だった──あの偉大なちんばの
画家と踊り子たちの街だった
わたしはカフェに坐って そんな
幻を追う──隣にいるのは
いまは 老人と孫娘の一組・・・
まだ 夏のひるさがりとあれば
ブランシュ広場も 素顔なのだ
暮れれば 夜の蝶が舞い始める
(自筆原稿)
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