目次
1. 生地サン・ドニと生まれ
2. 愛と戦争
3. 第一次大戦後とダダ
4. シュールレアリスム・詩人の失踪
5. 詩人の帰国─モロッコ戦争
6. 別れと出会いと
7. アラゴン事件
8. スペイン戦争・「ゲルニカの勝利」
9. 第二次世界大戦
10. レジスタンス・再入党・アラゴンとの再会
・勇気を
・ピエル・ヴィヨンの述懐「わが友、わが同志」
・再入党 再入党(テキスト)
・自由 自由(テキスト)
・アラゴンとの再会
11. 英雄・殉難者・詩人たちの名誉
12. パリ解放・ニューシュの死
13. 『道徳の数え』
14. 『ギリシャわが理性の薔薇』
15. ドミニック─新しい愛
16. 平和の顔
・「ピカソ・デッサン」
17. 神秘をとっぱらおう─エリュアールの詩の読み方
18. 「貧乏人たちの城」
19. 「前」と「後」と
20. 詩人の死
著者のことば
★
わたしはあの戦争の頃、エリュアールの詩集『自然の流れ』などをふところに入れて、燈火管制の暗い新宿の街をさまよっていたことを思い出す。当時すでにエリュアールはわたしにとって光だった。
エリュアールは華やかなシュールレアリスムの旗手から、スペイン戦争の時には「ゲルニカの勝利」の詩人となり、レジスタンスの闘争のなかでは「自由」の詩人となり、共産党へ入党した。彼もまたアラゴンやネルーダと同じように、シュールレアリスム、モダニスムの詩人から共産党員詩人へと進み出て、人民のなかで大きく花ひらき、偉大になった詩人のひとりである。その軌跡をたどってみることは、以前からわたしの夢であり課題であった。こんどようやくそれを果すことができた。
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