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障がい者の夢と希望を乗せて 走れ ひまわり号(中)

ここでは、「障がい者の夢と希望を乗せて 走れ ひまわり号(中)」 に関する記事を紹介しています。
 
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しずえさんは全身リウマチで寝たきり、動くことも自分の力ではできません。
勇気を出して乗ったのが昭和60年のひまわり号、上野動物園行の特急あさまでした。
この日がしずえさんの世界を広げるきっかけとなったのです。ボランティアの人たちが
前日遅くまで、ひとりひとりの障害にあった座席を作っていたのです。

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水族館に着きました。暗いホールをドキドキしながら抜けると、みんなはあっ」と息を
のみました。青く輝やく広い水槽の中を、大きな魚が鳥のように舞っているのです。エイです!
「さんまはどこにいるのかな」とさがしていると、な、なんと、いつの間にか人が泳ぎながら
手をふっていました。あんなふうに自由に動けたらいいなと思いながら皆うっとりと見ていました。

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見るもの、感じるもの、すべてが初めての体験です。海ってこんなにも広いんだ !!」
ボランティアの人達が波と遊んでもらおうと、波うちぎわまでコンパネを敷いて
車イスのための道を作ってくれました。はじめはこわごわ波に近ずいていた者も
楽しくなって、いつしか笑い声をたてていました。

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平成11年、車イスで障がい者の団体が中央アルプスに登りました!
はじめての駒ヶ岳のロープウェイ。登る速さにびっくり、その中には重度の肢体不自由
の人も何人かいました。その人たちの車イスは普通の車イスよりも長く大きいのです。
それがロープウェイにはのれたのです。付きそって来たお母さんは「見てごらん、こんな
高い所まで登って来たんだよ」と身動きできない息子の頭をそっと窓の外にむけたのでした。

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雄大な自然を見たいという障がい者の夢をかなえるために医療チームとボランティアの力と
綿密な計画をたてた事務方の努力が実をむすびました。国立公園なので地面を車イスでキズ
つけないように、たくさんのボランティアが千じょう敷の上までコンパネをしいて行ったのです。

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皆さんの歓迎の太鼓やボランティアの皆さんの木槍にむかえられ、敷いたコンパネの
道を続々と続く車イスの行列、標高2612メートルの坂道を車イスが登るのです。
それを押すボランティアの人たちは涼しいはずの高い山の上で滝のような汗を
流したのでした。

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目的地の広場につきました。想像を絶する山の雄大さに、みんな我を忘れ感動の涙を流しました。
2612メートルの高さですが安心して下さい。医療班は大きな酸素ボンベも持って来ていました。
お医者も来ているので、安心してすばらしい山の景色を楽しめたのです。
(つづく)

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