
実行委員長大野隆男さんあいさつ
本日の集いの実行委貝会を代表いたしましてごあいさつさせていただきます。たくさんの方がたにお集まりいただいてありがとうございます。
今回の集いを聞かせていただいた経緯についてお話いたします。
もう半世紀以上の昔、私の学生時代に聞いたルイ・アラゴンの詩の一節が、いまも脳裏によみがえります。「教えるとは 希望を語ること、学ぶとは 誠実を胸に刻むこと」。
ナチスの暴虐に抗して、民族の自由と平和を守るたたかいの呼びかけ。このフランスの起床ラッパは、国の独立と平和、学園の自由をもとめてたたかっていた日本の若者たちの胸に響きわたりました。この心をゆりうごかす言葉をとどけてくださったのが大島博光さんでした。
私は、津田沼の九条の会の活動のなかで、おもいがけずも、博光さんのご長男の大島朋光・清子さんご夫妻にお会いすることができました。この出会いは、私にとって大島博光の詩との再会でもありました。そのなかで、ふるさと千曲川を愛し、人びとへの愛をうたった詩人、平和と独立を侵すものへの怒りとそれとのたたかいをはげました詩人、日本が生んだすぐれた愛と平和の詩人大島博光を再認識させていただきました。
博光生誕100年の今年、博光の詩を愛するものたちで長男ご夫妻の住まれるこの津田沼で記念の集まりを持とうではないかということになりました。大島さんご夫妻のこの集会への熱意にうたれながら、土井大助さん、詩人、文学者、音楽家の方はじめ多くの方がたの絶大なご協力によって今日の集いを持てることなったことを、嬉しく思っております。
今日のひととき、みなさんとともに、博光の詩のしごとをしのび、いま激動する時代に生きている私たちの力にいたしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
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