大島博光が古川正幸さんへ贈った『ランボオ詩集』に挟まれていた詩です。
紙片の裏には松代から三鷹へ転居した時の住所と氏名が記入──「東京都下北多摩郡 三鷹町下連雀三六八 大島博光」。
三鷹に転居したのが1950年2月で、同年11月に三鷹町から三鷹市に変わりました*ので、この年の夏に渡されたことになります。
逆境に立ち向かう女性を描いたこの詩と、新しい転居先の住所をなぜ古川正幸さんに渡したのでしょうか?
正幸さんは当時、東京の大学に在学中で、夏休みにだけ博光と顔を合わせる関係でした。
一方、妹の寿美子さんは学校の先生をしながら家でピアノを教えていて、博光が間借りしていたときは日常的に顔を合わせていたはずです。博光のノートに名前がメモしてあり、一定のつながりがあったと推定されることを考え合わせると、この詩は寿美子さんに渡すつもりだったと想像されます。
寿美子さんはどういう女性だったのでしょうか、知りたいです。
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