チリ人民連帯日本委員会発足
チリ人民への連帯メッセージを採択
代表幹事に六氏を選出
支援連帯行動の強化をよびかける
「チリのファシスト軍事独裁政権によるチリ人民連合政府の暴力的転覆と流血の弾圧、民主主義の破壊は、ファシズムに反対し民主主義を愛する世界の人びとにたいする許しがたい挑戦である。ヒューマニズムと国際連帯の精神にもとづき、チリ人民との連帯のために奮闘しよう」とのわが国各界著名人三十四氏のよびかけにより、二月十九日、チリ人民連帯日本委員会が発足しました。
この日、東京の私学会館で開かれたチリ人民連帯日本委員会創立集会には、昨年九月十一日のチリ・クーデターいらい、チリ人民との支援連帯行動をすすめてきた日本AA連帯委、婦団連、文団連、平和委、新婦人の会,民青、全学連、共産党など八団体をはじめ広範な各界、各団体から約七十人の代表、個人が参加。開会後まず全員が、軍部右翼勢力によって虐殺された数万のチリ愛国者の霊にたいし敬けんな黙祷を捧げたのち、よびかけ人を代表して真下信一氏(名古屋大学名誉教授)があいさつ、「チリ人民支援帯行動を強力に発展させよう」と訴えました。
つづいて各方面からのメッセージ、連帯電が紹介されたあと、中立労連岡村恵事務局長(よびかけ人)が「イタリア・ローマの『民主チリ』事務所を訪問して」、法政大学教授土生長穂氏が「チリ軍事クーデター後のラテンアメリカ諸国を訪問して得たチリ情勢について」、婦団連国際部長米原美智子さんが「国際民婦連調査団のチリ現地調査報告について」(別掲)をそれぞれ報告、そして各団体代表が支援連帯活動の経験を報告し交流しあいました。
また集会は「チリ人民連帯日本委員会の活動と組織についての要綱」を満場一致で採択。当面の行動として①抗議連帯行動のいっそうの強化拡大、②アジェンデ夫人歓迎活動をはじめ支援連帯行動の全国的展開、③講演、映画会の開催、機関紙や出版物の発行など宣伝活動の強化、などを決定しました。
さらに集会は、チリ人民連日本委員会の代表幹事に大島博光、岡倉古志郎、金子満広、羽仁説子、真下信一、壬生照順の六氏をはじめ役員を選出、最後に「チリ人民への連帯のメッセージ」を満場の拍手で採択しました。
(チリ人民連帯ニュース創刊号)
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