伊藤千代子の生涯が映画化されました。
伊藤千代子の生き方に感銘を受け『伊藤千代子の死』などを執筆した文芸評論家の東栄蔵先生は2018年に他界されました(*)が、映画化されて喜んでいることでしょう。
東栄蔵先生は浅野晃の自宅を訪ね、その信頼を得て、伊藤千代子についての証言を拒んでいた浅野晃から話を聞き、獄中からの手紙などの貴重な資料を提供され、「千代子について正確に書いてほしい」と手記「千代子の死」まで提供され、伊藤千代子の研究に大きな貢献をされました。(伊藤千代子獄中最後の手紙と「集い」講演録 地しばりの花/2005年)
映画の中では、市ヶ谷刑務所の女性棟の独房に入れられた女性囚たちが巧みに連絡を取りながら励ましあい、ロシア革命の記念日に「赤旗の歌」を一斉に歌ったシーンが感動的でした。
最後に獄中で共に闘った塩沢富美子(野呂栄太郎と結婚)、原菊枝(「女子党員獄中記」)渡辺多恵子らのその後についてナレーションが流れますが、字幕が出ないので分かりづらかったのが残念です。
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