fc2ブログ

ちんぴらの歌  ルイ・アラゴン

ここでは、「ちんぴらの歌  ルイ・アラゴン」 に関する記事を紹介しています。


ちんぴら


(『エルザの狂人』 第1章 グラナダ)

* 最初の章は、北アフリカからやってきて、スペインを征服したムーア人たちのグラナダを、イスラム独特の相のもとに描いている。その社会では、すべての階級にわたって、ひとびとは詩作や文学にたいして旺盛な愛好を抱いていた。
 ボアブディルの肖像は、崩壊する小さなグラナダ王国の最後の王として描かれる。それはカスチリアが宣伝に用いた「ちいちゃな汪」Key chico というイメージには意を介さない。
 青年はそこではすべての王におけるように、二十歳になると暴力に走り、口づけを求め、若者の血気で神や愛を否定する。(「ちんぴらの歌」を参照)ムーア人の若者たちと現代の黒皮のジャンパーを着た街の不良たちとの類似は偶然ではない。
『エルザの狂人』解説

水族館


関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://oshimahakkou.blog44.fc2.com/tb.php/5061-ec110529
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック