連続テレビ小説 『カムカムエヴリバディ』、ヒロインの安子の恋人・稔は学徒出陣のため大阪の大学を繰り上げ卒業となり、岡山の実家に帰ります。待っていた父親は政略結婚をやめて安子との結婚を許し、急遽婚礼が営まれました。
「安子と稔が一緒に暮らせたのは、ほんのひと月足らずでした。短いけれど、幸せな日々でした」
イヤな予感がしましたが……やはり、敗戦後の慌ただしい日々を送る安子に稔戦死の知らせが届きます。
ビルマで戦死した武井脩も学徒出陣のため繰り上げ卒業させられ、2ヶ月後に入営、短い結婚生活に終わったのは全く同じです。
ドラマで触れていた明治大学野球部の嶋清一も43年9月卒業、11月結婚、12月海軍に入隊、45年3月に24歳で戦死しています。
おびただしい数の若い夫婦が引き裂かれ、悲しい運命にさらされて……。
*ビルマの戦地から詩を送り続けた武井脩
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