戦前のフランス映画「自由を我等に」(1931年、ルネ・クレール監督)を新宿武蔵野館で上映していました。ルネ・クレール生誕120周年記念で「巴里祭」など5本の4K修復版です。
タイトルから反戦ものかと想像したのですが、男の友情を描く脱獄ものでした。社会批判、文明批判を織り込んだコミカルな映像はチャップリンに似ていました。
戦没学生の手記「きけわだつみの声」のなかの武井脩の手記に<「自由を吾等に」ルネ・クレール。吾國最後の公開。××会館。あゝ全ては滅びゆく。>とあります。
また、1988年7月に新宿中村屋で開かれた座談会「『NOVA』の時代を回顧して」では、<「自由をわれらに」の雰囲気>という中見出しを使って、戦前の新宿の喫茶店NOVAの様子を記していました。
戦争前夜の日本で、多くの若者がこの映画を観ていたのですね。
タイトルから反戦ものかと想像したのですが、男の友情を描く脱獄ものでした。社会批判、文明批判を織り込んだコミカルな映像はチャップリンに似ていました。
戦没学生の手記「きけわだつみの声」のなかの武井脩の手記に<「自由を吾等に」ルネ・クレール。吾國最後の公開。××会館。あゝ全ては滅びゆく。>とあります。
また、1988年7月に新宿中村屋で開かれた座談会「『NOVA』の時代を回顧して」では、<「自由をわれらに」の雰囲気>という中見出しを使って、戦前の新宿の喫茶店NOVAの様子を記していました。
戦争前夜の日本で、多くの若者がこの映画を観ていたのですね。
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