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平林茂衛さんご逝去

ここでは、「平林茂衛さんご逝去」 に関する記事を紹介しています。
平林

平林茂衛さん(平林堂書店会長)が10月27日に逝去されました。96歳。
カネボウの争議を支援して国鉄をレッドパージされていたとき、「上田駅(国鉄の組合)で下の子を背負い、上の子の手をひいて本の行商をしている大島静江さんを見て、本の販売が有意義だと気がついた、それが本屋を始めた原点だ」と、おっしゃっていました(2008年10月12日、長野山宣会碑前祭のおりにお会いして)。

2010年12月5日開かれた平林堂書店創業60周年記念パーティには、長野県下で有数の売り上げを誇る民主書店の祝賀会とあって、岩波、講談社、小学館、集英社、角川、新日本出版社、大月などの社長や幹部社員、横山十四男や井出孫六ら文化人も多く出席、創業者の平林茂衛氏が「書籍販売は社会運動だ」「国鉄労働者をレッドパージされて書店を開き、<たたかい>として本を人様に勧めてきた」と語った(「赤旗」文化欄のコラム「朝の風」)と記されています。

2019年4月に上田生協診療所でお会いして、カネボウ争議のことなどの話を聞くことができました。退院したらまたお話を伺う約束をしましたが叶いませんでした。全国民主書店連絡会回顧問、長野山宣会会長を務められ、東信地域を中心に民主運動・文化運動に大きな足跡を残した方でした。

平林
長野山宣会碑前祭で長野山宣会会長として挨拶(2008年10月12日)

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