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「ギター弾きながら わたしはうたう」の別バージョン

ここでは、「「ギター弾きながら わたしはうたう」の別バージョン」 に関する記事を紹介しています。
「ギター弾きながら わたしはうたう」の別バージョンを三重の橋本さんが2006年に赤旗で紹介しています。

 電話のさなか 詩プレゼント
                            三重・四日市市  橋本 茂(五十六歳)

 詩人の大島博光さんが九日、永眠されました。
 私は、九年前の赤旗まつり会場で、大島さんの色紙を入手。「詩人は涙でなく夢をこそ見せる者だ」の色紙は、今もって大島ファンの私の″お宝″です。
 後日、電話で大島さんとお話をする機会がありました。会話のさなかに突然、「今日つくった僕の詩を君にプレゼントしよう」と。びっくりしていると、詩人は朗々と歌いはじめたのです。

「ギターを弾きながら俺は歌う
風の中になげるたたかいの歌を
世にも単純素朴な歌を
だれかの耳がうけとめてくれよう
人は一人では生きられない
……
俺たちはみんな生まれてきた
互いに人を愛するように
互いに夢と火をわかちあう
春をめざして手をにぎりあう」

という「たたかいの歌」でした。
 はからずも、この詩と先の色紙が大島さんの形見になってしまいました。「詩は誰にでもわかる歌でなければ」と説いた詩人・大島博光さん。ごめい福をお祈りします。
  (二〇〇六年一月二十八日 しんぶん赤旗「読者の広場」)
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