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竹松恵里さんが歌う「私の愛した街」

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私の愛した街

思い出の中にいつまでも
生きつづける私の街
煙くてくさいガス工場
笑い転げて遊んだ
雨の中夕べの道
走って帰ったものだよ
刑務所のわきを通り
共同井戸の我が家

シャツ工場のサイレンが鳴って
女たちを呼び寄せる
失業中の男たちが
母親代わりの毎日
景気が悪くて鍋は空っぽ
それでも愚痴も言わずに
だってみんな心の奥では
この街を誇っていた

小さなバンドで歌を歌って
あの日はじめてお金を稼いだ
音楽にあふれたデリーの街
とても忘れられない
それをみんな置き去りにして
街を去るなんてつらい
だってそこは人生を知り
夫を知った街 

今度帰って目をうたぐった
酒場は焼け煙が舞い
なつかしいガス工場には
兵隊がたむろしていた
鉄条網がはりめぐらされ
戦車と銃剣の街に
軍隊の前にひざまずいた
私が愛した街

今ではもう音楽もない
でも街の人は絶望していない
忘れはしないこの出来事を
まなざしが語っている
私に出来ることは一つ
闘うことだけなのだ
青春を過ごしたデリーの街
私の愛した街 私の愛した街
(詞・曲 クールター 訳詞 横井久美子)

 
うたごえ

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