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映画『やさしい本泥棒』

ここでは、「映画『やさしい本泥棒』」 に関する記事を紹介しています。
1938年、第二次世界大戦直前のドイツ。10歳の少女リーゼルは里子に出される。親が共産党員だったため、別れなければならなかったのだ。新しい親は気のいいペンキ職人のハンスと、その妻でおこりんぼのローザ。閉じこもりがちだったリーゼルをハンスは温かくむかえ、一緒に本を読んであげる。隣に住むルディは無邪気なサッカー少年で、リーゼルを好きになって毎日追いかける。リーゼルは彼らにうちとけて本好きの少女に成長する。
ある日、収容所送りを逃れてきたユダヤ人青年マックスがハンスを訪ねてくる。先の大戦でマックスの父親に命を救われたハンスは危険を承知で彼を匿う。地下室での生活のなか、文学を愛するマックスはリーゼルに自分の言葉で表現する訓練をし、ノートをプレゼントして文章を書くように勧める。
秘密の生活で家族のような信頼関係を築いたハンス家だったが、ユダヤ人狩りが厳しくなるなか、ハンスの善意の言動が危険を招くことになり、マックスは自分から家を出るのだった。泣き顔で見送るリーゼル。
やがて空襲が激しくなり、ハンス家とルディの家は過酷な結果を迎える……。

善意の人々を追い詰め、犠牲にする独裁政治と戦争、その中で懸命に生きる登場人物に共感できた。
みんなが感動した映画なのに日本で劇場公開されなかったのは不思議。(DVDは発売)
原題 The Book Thief
監督 ブライアン・パーシヴァル
原作 マークース・ズーサック『本泥棒(The Book Thief)』
配給 20世紀フォックス 2013年10月
出演者 ジェフリー・ラッシュ エミリー・ワトソン ソフィー・ネリッセ

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