パブロ・ネルーダ 「夫婦へのオード」

ここでは、「パブロ・ネルーダ 「夫婦へのオード」」 に関する記事を紹介しています。
「夫婦へのオード」においては「まるごとの愛」が声高く歌われる。

 夫婦へのオード

・・・・
わたしたちはいっしょに歩く
街まちを 島じまを
ひび割れたヴィオロンのような
突風の下を
さりげなく素朴に いっしょに
ひとりの女とひとりの男
・・・・
ひとりでは 女は半分だ
男もひとりでは 半人前の男だ
彼らは 家の半分に暮らし
ベッドの半分に眠る
・・・・
わたしは愛さない
屋根のない家を
硝子戸のない窓を
わたしは愛さない
仕事のない昼を
眠りのない夜を
わたしは愛さない
女のいない男を
男のいない女を

わたしがほしいのは
いままで消えていたのに
くちづけが火をともす
まるごとの生活だ
・・・・
(新日本新書「パブロ・ネルーダ」)
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