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アラゴンの偉大さ

ここでは、「アラゴンの偉大さ」 に関する記事を紹介しています。
アラゴンの序文がおもしろくて二時間も勉強したよ 第二次大戦が始まって マルセイユにはマルセル・デュシャンやマン・レイたちが集まって亡命しようと 船を待っていたんだね 
アラゴンにとってはéprouve(エプルーヴ)だったわけだ

<プレイヤード版アラゴン全集の一冊を手に取られ>
このイントロダクションの中でアラゴンの詩を世界の美しい詩のひとつだと言っているよ

<フランスの写真集『Les Chats』(猫たち)の詩を読まれ>
エリュアールも猫の詩を書いているんだ 猫の詩なんて訳す気にならない だって人間の高みが無いじゃないの
雨がどうのといったて そんなのつまらない 人の生き方に影響を与えるような詩でなくちゃ

この詩を読んでどう思う? 壮大さが表れていればいいよ 
もう一つの詩 この間ゲラ見たでしょう? あれが来月民主文学に出るんだ 楽しみにしている あっちのほうがいいでしょう? 時代をうたい体験を書いているからね
最後の二行がいいでしょう コンポジションに不備なところは 見直してみるとあるけれどね 勢いで書いたからいいよ

もう一つ壮大なひろがりを持った宇宙的な詩を書いてみたいね

ジャック・ゴーシュロンの序文わからないなりに書き上げておかなくちゃ 
ジャック・ゴーシュロンをまとめて ひとつ出そうかな

アラゴンの偉大さはね 人民のことを考えているからだよ 中原中也が偉大か?
偉大ではない なぜなら自分の私的なところに固まっているからだよ わたしのいう偉大というのは人民のために 人のための愛があるか  人のためになることをしているか   そういう要素が入っているかだよ  星だの何の自分の愛だけうたっていたってしょうがないじゃないの
アラゴンのような天才にはかなわない

『わたしの選んで愛した詩人たち』
あれはひとつひとつ調べて書いたわけじゃないからね 今まで研究してわたしの頭の中に残っているものを書いたわけだ

ヴィクトル・ユーゴーは偉大か? 偉大だ 何故なら『レ・ミゼラブル』でみじめな人々を書いたからだよ フランスでもブルジョワたちがユーゴーを追い払おうとしたけれど フランスの人民たちが支持したんだよ だから今でも残っている

ゴーシュロンの序文はあたりまえのことを言っているんだね あたりまえのことが しかし一番大事なんだね
 それを多くの詩人は個人のうわごとにすぎない 私事にすぎないことを言っているだけだ
あのボードレールだって偉大ではあるけれども ブルジョワの御用詩人になってしまった
 小林秀雄 あれは詐欺師だよ ひどいもんだ 

<一人でも読んでくれる人がいるなら詩を書きますか・・>
あぁ 楽しかった (詩について話せて)

詩は人の心の奥底に深く降りていってそこに眠っている記憶を呼びさますようなものでなければ意味が無いね

プロコフィエフのサンフォニーのような詩を書きたいね
(尾池和子「大島博光語録Ⅰ」)
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