ロンケンという町で石灰焼成炉の中に生き埋めにされた15人の遺体が見つかり、ブランカ・ペレスさんは遺体全部を見てアルピジェラ「ロンケン 死者たちはここに眠る」を制作しました。この「ロンケンの死者たち」では人々がお供え物でしょうか、箱をかかえてお参りしています。
*ロンケンの焼成炉について
一人の小作農が連帯ビカリアに駆け込んだことがきっかけとなり、サンティアゴから南南西に約30km、ロンケンの石灰鉱山跡地にのこる焼成炉の中から、1978年11月30日に遺骸が見つかった。1973年10月7日にイスラ・デ・マイポの町で逮捕された17歳から51歳の15名の行方不明者たちだった。15名のうち最後の遺体が家族に引き渡されたのは、実に逮捕から43年後の2016年1月のことである。(図録『記憶風景を縫う―チリのアルピジェラと災禍の表現』)
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