1952年7月に奈切哲夫が呼びかけた大島博光救援会のカンパに画家の浜田浜雄が応じて書いた手紙。
「いつぞや 小山田君と会った折 いろいろと色々と話し合ったことでしたが 大兄のマルドロールの歌に挿絵を描いてみたいと異様に眼を輝かせて語ったのが非常に印象的でした。
もしそれが実現されたら心から のは勿論私だけにとどまらないでせう。待望するものの一つです。
心にかかりながら何時も何もできません。同封の金子わづかですが手前勝手な給料のつもりです。お納め下さいますよう 奥様によろしく
浜田浜雄」
「マルドロールの歌」(ロートレアモン著の散文詩)は大島博光が訳して『蝋人形』に昭和11年2月から11月に連載されたが、とても奇怪でシュールな作品。小山田二郎の絵のイメージがぴったりなので、確かに実現していたら面白いものになったに違いない。
「いつぞや 小山田君と会った折 いろいろと色々と話し合ったことでしたが 大兄のマルドロールの歌に挿絵を描いてみたいと異様に眼を輝かせて語ったのが非常に印象的でした。
もしそれが実現されたら心から のは勿論私だけにとどまらないでせう。待望するものの一つです。
心にかかりながら何時も何もできません。同封の金子わづかですが手前勝手な給料のつもりです。お納め下さいますよう 奥様によろしく
浜田浜雄」
「マルドロールの歌」(ロートレアモン著の散文詩)は大島博光が訳して『蝋人形』に昭和11年2月から11月に連載されたが、とても奇怪でシュールな作品。小山田二郎の絵のイメージがぴったりなので、確かに実現していたら面白いものになったに違いない。
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