4)「ルイズ・ミッシェルを讃える バラード」
さてコミューヌのあいだ、パリの女たちの活動はめざましいものであった。彼女たちは兵糧係や野戦病院付看護婦としてばかりでなく、戦士としても勇敢にたたかった。彼女たちはブランシュ広場、ピガール広場、バティニョール大通りなどのバリケードを守った。とりわけ女詩人ルイズ・ミッシェルの名は高いがユゴーは彼女に「男まさりに」という詩を贈っている。当時、パリ市庁の新聞出版課長の職にあって、コミューヌを支持していた、ヴェルレースもまた「ルイズ・ミッシェルを讃えるバラード」を書いている。
荒っぽくて 率直で 臆病な
貧乏人を 彼女は 愛した
彼女は 貧乏人の白いパンのため
熟れた穂を刈る鎌だ 聖女セシルだ
しゃがれ声で華奢(きゃしゃ)な美神(ミューゼ)だ
そして 墨直で 御しがたい
あの貧乏人の 守護神だ
ルイズ・ミッシェルはすばらしい-------
(つづく)
(新日本新書『ランボオ』)
さてコミューヌのあいだ、パリの女たちの活動はめざましいものであった。彼女たちは兵糧係や野戦病院付看護婦としてばかりでなく、戦士としても勇敢にたたかった。彼女たちはブランシュ広場、ピガール広場、バティニョール大通りなどのバリケードを守った。とりわけ女詩人ルイズ・ミッシェルの名は高いがユゴーは彼女に「男まさりに」という詩を贈っている。当時、パリ市庁の新聞出版課長の職にあって、コミューヌを支持していた、ヴェルレースもまた「ルイズ・ミッシェルを讃えるバラード」を書いている。
荒っぽくて 率直で 臆病な
貧乏人を 彼女は 愛した
彼女は 貧乏人の白いパンのため
熟れた穂を刈る鎌だ 聖女セシルだ
しゃがれ声で華奢(きゃしゃ)な美神(ミューゼ)だ
そして 墨直で 御しがたい
あの貧乏人の 守護神だ
ルイズ・ミッシェルはすばらしい-------
(つづく)
(新日本新書『ランボオ』)
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