きみは朝の光となった

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きみは朝の光となった
                        大島博光

きみは 朝の光となった
ほかのひとが眼を覚ますように

きみは荒地に道をひらいた
ほかのひとが歩いてゆくように

きみは 耕して種を蒔いた
ほかのひとが苅り入れるように

きみは ひとに酒を差し出した
ほかのひとが酔って歌うように

    *

そのきみも もう死んでしまったと
ひとびとは 騒ぎたてているが

きみの光に眼ざめたひとは
この世の闇を見通している

きみの道を歩いてるひとは
いまも希望の町をめざしている

きみの穀物を取り入れたひとは
きみを忘れることはないだろう

きみの酒をのんで酔ったひとは
あの夜の虹を忘れないだろう

             一九九五年一月
(自筆原稿)

<「大島博光詩集1995〜2003」>

鳩

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