
「特養あずみの里裁判を学ぶつどい」が市川市(千葉県)でありました。
国民救援会市川支部と市川市民診療所の共催。
はじめに国民救援会市川支部の清水みな子さん(市川市議)が開会の挨拶。
この支援運動で国民救援会と民医連院所の共催は初めてではないか。

弁護士の大門さんが事件と裁判の経過について講演。
おやつの時間にドーナツを食べていた入所者が意識消失し、入院1か月後に亡くなった。
遺族との間に示談が成立していたが、警察が強引に捜査に入り、検察が准看護師を
「注意義務を怠ったために誤嚥し、窒息死させた」と業務上過失致死で在宅起訴したもの。
ところが検察は窒息の事実を証明していない。
気管内挿管した救命士は気管内に異物を認めなかったという。
そもそも、老人介護施設での誤嚥事故で介護従事者が業務上過失致死で訴追された例はない。

当日の状況を再現した動画を上映しました。
「窒息」したとされる人がむせたり苦しがることもなく意識がなくなり、
これに気づいた職員がてきぱきと対応しています。

協立福祉会事務局長の塩原秀治さんが「特養あずみの里裁判で
無罪を勝ち取る会」を中心にした支援運動の現状を報告。
裁判所にあてた「無罪を求める要請書」に多くの方が署名しています。

警察が大手を振って介護現場に介入することになれば、
現場の萎縮と職員の離職、人間的な介護の後退を招きかねません。
「この裁判には、介護の未来がかかっている」と思います。
*「特養あずみの里裁判で無罪を勝ち取る会」の塩原秀治さん(協立福祉会事務局長)は大島博光と何回か話をしたことがあったそうです。以前、東京の出版社に勤めていた頃に吉祥寺のうたごえ喫茶で知り合い、同じ長野県出身ということで詩の話などをしました。
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