わたしの党に

ここでは、「わたしの党に」 に関する記事を紹介しています。

わたしの党に

わたしの党に


(「アカハタ」1961年4月、詩集『ひとを愛するものは』)

若葉




 わたしの党に

きょうわたしも書こう わたしの党への歌を
あのさきがけの偉大な詩人たちにならって

党はわたしに行く道をゆびさしてくれた
夜のくねった泥道でまよっていたわたしに

党は わたしの眼に光をともしてくれた
手さぐりで歩いていたわたしのめくらの眼に

党は 根ざす大地へと連れもどしてくれた
流れにただよっていた根なし草のわたしを

党は 孤独なわたしを引き入れてくれた
たくさんの兄弟たちのくるま座のなかに

党は みじろがぬ希望をあたえてくれた
絶望のにがい酒をあふっていたわたしに

党は わたしを新しく生れ変わらせてくれた
古い世界のなかのあくやゆがみや狂いから

党は わたしに闘うことをおしえてくれた
そとにいる敵とも おのれのなかの敵とも

党は だれに語るべきかをおしえてくれた
あてもなく風につぶやいていたわたしに

党は 何を夢みるべきかをおしえてくれた
明日の日のあるのも知らずにいたわたしに

そうして党は わたしをはげましてくれる
春の夜明けへとみちびいてくれるその光で

わたしは わたしの党にあいさつをおくる
あの党本部の屋上の旗にはためく風のように

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://oshimahakkou.blog44.fc2.com/tb.php/3211-e2b705bd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック