たとえ 石のように……
わたしは いくどでも もどってこよう
春としあわせのうたを うたうために
わたしのうたごえは まずしくとも
わたしのねがいと 怒りは ふかいのだ
たとえ 石のように ほうりだされようと
杭をうたれ 縄をはりめぐらされようと
くらい窓べのランプと いろり火を
冬のつめたい すきま風が ふき消そうと
わたしは 夢みよう うたおう
ぬかれても生える すべりひゆのように
ふまれても伸びる えのころ草のように
あつい氷と 霜柱をうちくだいて
あたたかい春の日の たたかいとられるのを
きずかれる うたごえひびく明日の日を
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