いくどでも わたしは……
いくどでも わたしは うたおう
春としあわせを たたかいとるひとたちを
春としあわせをたたかいとるひとたちを
われらのふるさとに 春はふみつけられ
しあわせは もぎとられているのだ
おお 砂川 大高根 小牧のひとたち
わたしは見た 麦畑にうちこまれた杭を
祖父たちの枢のうえに うちこまれた杭を
みつめている ひとびとのまなざしを
青い鉄かぶとをかむった かかしたちの
むごい しうちと 流された血を
じっと 木の上からみつめている子どもたちを
土間にたてかけた鍬と 斧のひかりと
野づらをはう 藁火のけむりとともに
燃え ひろがる ひとびとの怒りを
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