

(「ハンナのかばん」プログラムより)
久々に見たお芝居ですが、醍醐味を味わいました。
舞台を縦横に動き回る登場人物。みんなでのびやかに踊る遊び踊りで幸せ気分が会場に満ちあふれました。
全編をながれる音楽がとりわけ素晴らしかった。澄み切った美しい旋律が、おしつけることなくシーンの雰囲気をつくりあげていきました。
プロジェクターを使った映像も効果的で、ハンナが列車で収容所へ運ばれるシーンをリアルなものにしました。またハンナが収容所で描いた絵を映し出して演出に使われました。
暗くて重い題材だが、ハンナと家族の運命をふりかえりながら希望と愛を呼びかける歌声がすがすがしかった。
映画とくらべて歌も踊りもストレートに感じられるのは会場の一体感のおかげ、これがお芝居の持ち味だと思いました。
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