キューバの声

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キューバの声

(『地殻』1961.7)

やし



キューバの声
        フェルナンデス・レタマール/大島博光訳

死のうとしている鳥の
なんという奇妙な叫び
調子っぱずれのタンゴや
めまいのするようなソプラノの
ふるえ鳴る大気のかごを
うち破ろうとする その羽ばたき
その胸も張り裂ける思い
熱にうかされたまなざしのなかに
そのぎらつく顔のうえに
きれはしの祖国をいとおしくまさぐる
その張りつめた手のなかに
怒りはいら立ち 煮えたぎる
だがついに 聞きおぼえのある
遠いなつかしい声があがる
声はすべての眼をよびさまし燃えたたせ
声はわれらに告げるのだ
「自由なキューバ」

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