メッセージ──世界平和擁護大会への

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 メッセージ──世界平和擁護大会への
                        ポオル・エリュアール/大島博光訳

気候はのどかで 陸地は近ずいたのに
戦士たちよりも輝かしい夏なのに
こだまもない呻きが 無人島のように
戦争と惨めさの波まに湧きあがる

青空にこがれたかつての殉難者たちを
蒼ざめさせた責苦の中でもなお生き抜かねばならぬ
もうけのむごたらしい炎にも似た
殉難者たちの火焙台は断末魔の生々しい寝床だ

朝鮮に インドシナに 戦争がある
いたるところ 出口もない坑山のような汚辱がある
しかしいたるところ 信仰もない法律も認めない
反抗者たちがいる 闘士たちがいる

古い世界の気狂いじみた法律も認めず 信仰もなく
しかし彼らこそ暖かい心臓なのだ 豊かな泉なのだ
そこから 理性と幸福が溢れでるのだ
夢から行動が 花から果実が生れるように

わたしは聞く 谷川の奔流のように輝く笑い声を
闇と死を拒否する内部にこそ 心臓はある
わたしは聞く 時の流れを変える愛の言葉を
大人を子供に 夜を夜明けに変える愛の言葉を
それはもういま同じものだなどと誰が言うのか
わたしは聞く むかしの希望が若返えり 歌うのを
それは思い出に生きるのではなく 未来に生きるのだ

抵抗の同志たち 諸君にわたしは挨拶を送る
きょう ここに集って 明日のため
正義と平和をたたかいとると誓いあう同志たち

                 一九五一年七月一日

『角笛』2号 1952年2月10日発行)

海辺

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2016/08/06(土) | ナードサークの四季