森と風と鳥たちと
大島博光
わたしの枯枝から 鳥たちはもう
みんな 飛びさってしまったのに
ふと聞こえてくる ずっとむかし
緑の森のなかで聞いた 遠い鳥の声
茂みの ぬくい巣藁を夢みて
空と森のあいだを 空の道を
自在に 飛びまわっていたものの
若わかしくて みずみずしかった声
わたしの枯枝の ほとりにさえも
忘れていた春が ただよってるような
(自筆原稿)
大島博光
わたしの枯枝から 鳥たちはもう
みんな 飛びさってしまったのに
ふと聞こえてくる ずっとむかし
緑の森のなかで聞いた 遠い鳥の声
茂みの ぬくい巣藁を夢みて
空と森のあいだを 空の道を
自在に 飛びまわっていたものの
若わかしくて みずみずしかった声
わたしの枯枝の ほとりにさえも
忘れていた春が ただよってるような
(自筆原稿)
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