ネルーダ 愛の詩(1)

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ネルーダ 愛の詩

 愛は、詩人ネルーダにとって、若いころから、主要な主題のひとつであり、かれ自身、わたしは本来、愛の詩人である、ともいっている。
アマゾンの森のように多血質であった詩人は、外交官生活の行く先ざきで恋をし、それぞれの恋びとに、かず多くの愛の詩をささげている。ブラジルの詩人ピニュシス・デ・モラエスは、その『パブロ・ネルーダの博物誌』のなかで、こううたっている。

  オランダはきみに マルーカを与え
  アルゼンチンは 軽やかで 美しい
  「蟻さん*」を きみに与え
  メキシコはきみに マリアを与え
  ブラジルは マリーナを 与えた
  ひそやかで 目だたぬ きみの愛
  だが きみに心奪われた世界は
  もっと多くの恋びとを 与えたろう
  もしも 嫉妬ぶかいチリが
  マチルデを きみに 与えなかったら

  最愛の恋びと マチルデを!
   *「蟻さん」=詩人の二番めの妻デリア・デル・カリルの愛称。

 しかしここでは、詩集『二十の愛の詩と一つの絶望の歌』と、『百の愛のソネット』を中心に、ネルーダの愛の詩にふれてみよう。
(つづく)

<『愛と革命の詩人ネルーダ』国民文庫 1974年6月>

マチルデ
マチルデとネルーダ
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