エドガア・ポオ「聖母マリア」

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 聖母マリア
            エドガア・ポオ 大島博光譯

聖母マリアさま、聖(きよ)き天なる御座(みくら)より
優しき御眼を垂れたまへ
ひざまづき、愛と熱き祈りとを
ささげまつる しもべのうへに垂れたまへ!

朝(あした)に──昼に──たそがれに──
マリアさま、御身は聴きたまひぬ、わが賛美歌を!
歓びにも悲しみにも、また幸(さち)の日も悩みのときも、
神の御母、われを見すてたまふことなかれ!

時間(とき)かろやかに翔びゆくときも、
天空に雲かげひとつなきときも、
わが魂の迷はざらむやう
御身は恵みもてわれを導きたまひぬ

いま 運命の嵐ふき来り、いと暗く、
わが「過去」と「現在」を蔽ふとき、
御身が恵みのあまき希望もて
わが「未来(ゆくさき)」を輝かに照らしたまへ!

聖母マリア


(『少女画報』現代詩選 1941.7)

※「少女画報」─現代詩選に連載された博光訳詩作品
1)聖母マリア エドガア・ポオ 1941.7
2)秋 デゥ・ラメエア 1941.8
3)夢 エドガア・ポオ 1941.9
4)歌 C・G・ロセツチイ 1941.10
5)黄昏 メイスフィールド 1941.11


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