
故小熊忠二さんの奥様、ふさ江さんが訪れました。ご夫婦でたびたび三鷹を訪れたので、見聞した少し変わった博光の家庭の様子を語ってくださいました。
・子どもに対して「それをしちゃダメ」などとおさえる言葉は一切言わなかった。今になって、偉いことだと思う。自分たちに出された料理を子ども(朋光?)が欲しいというと、ハイハイと言ってその皿を子どもに回してしまった。
・あるとき訪ねると「今食事するところだったんですよ」という。「どうぞ食べて下さい」というと、それでは、と言って、客にお茶も出さないで二人でオイシそうにメザシを食べた。
・あるときは布団がないので、布団ワタにくるまって寝た。翌朝、よく眠れましたか?と言われたが・・・
・自分たちのために博光はハアハアしながら2階にお茶を運んできたが、下から静江さん「湯たんぽを入れて!」と言われると、「ハイハイただいま」といってそのまま湯たんぽをいれに降りた。
・静江の葬式で、焼き場で待っている時、博光は親戚から激しい口調で文句を言われた。「博光が早稲田に行ったせいで、自分は高校にも行かせてもらえなかった。」「朋光の結婚式のとき、式が終わると静江はこれから音楽会があるからといって、親戚の泊まりの面倒は朋光にまかせて行ってしまった。」しかし博光は聞くだけで、一言も口を開かなかった。

詩人の青山伸さんがつい最近逝去されたことを教えて下さいました(5月8日、88歳)。(青山伸さんは詩同人『角笛』に小熊さん、立岡宏夫さんらと参加し、その後は長野県詩人協会に参加して詩を書きました。)
・青山伸さんはとても優しい方で、小熊忠二はずっと支えてもらっていた。私(ふさ江さん)が横浜の山手病院で看護婦をしていた時、忠二と結婚するようにと手紙をよこした。青山伸さんは三鷹にも一緒に行き、泊まった。奥さんは絵を描く人で、絵を三鷹にもおくったのではないか。

- 関連記事
-
-
市川市(千葉県)から見えました 2016/11/14
-
南多摩退職教職員旅の会 2016/10/24
-
小熊ふさ江さん(小熊忠二の奥様) 2016/05/14
-
飯田市から家族旅行で来ました 2015/11/29
-
西多摩教組のみなさんが見学 2015/11/28
-
この記事のトラックバックURL
http://oshimahakkou.blog44.fc2.com/tb.php/2917-9485367c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック