4 国際的連帯を感動的にうたう

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 4 国際的連帯を感動的にうたう

 フランコ軍にたいして、スペイン人民戦線の兵士、民主主義者、義勇軍は英雄的にたたかった。 スペイン人民戦線がイギリスとフランスに援助をもとめたとき、イギリス帝国主義はスペイン人民戦線政府にたいする階級的憎悪から、「不干渉」政策をとり、フランスのブルム政府もまたそれにならった。フランス共産党および労働総同盟は、政府の「不干渉」政策が、祖国の利益をうらぎり、ファシズムの侵略を助けるとして非難し、九月四日、パリのレピュブリック広場に、「スペインに飛行機を! ファシストに死を!」と叫ぶ大デモンストレーションを五日間展開した。しかし、ブルム政府は「不干渉」政策に固執した。イギリスとフランスの支配層は、スペイン人民が勝利し、人民戦線が強化されることをおそれていたからであり、さらに、ドイツ・ファシストが、やがてソヴェトに破壊的な打撃をくわえるであろうと、ひそかに期待していたからである。
 スペイン人民の英雄的な闘争は、世界人民の連帯をよびさました。すべての大陸から、ファシズムの独裁下にあるドイツ、イタリーからさえも援助と支持が寄せられた。世界じゅうの国ぐにからやってきた「自由の義勇兵」たちによって、栄光にかがやく国際旅団が編成された。スペインの詩人ラファエル・アルベルティは、この国際的連帯を感動的にうたっている。

  きみたちは遠くからやってきた……だがその遠さも
  国境を越えて歌うきみたちの血にとって何んであろう?
  避けられぬ死が毎日 きみたちを名ざしているのだ
  町なかだろうと野っ原だろうと路上だろうと
    お構いなしに

  こっちの国 あっちの国から 大きな国 小さな国から
  ほとんど地図の上に色もついていないような国から
  おんなじ根から生まれた おんなじ夢をいだいて
  素朴で無名のきみたちは 話しながらやってきた
 
  きみたちは 壁の色さえも知らぬこの城壁を
  うち破りがたい約束でもって 堅めるのだ
  その身を埋めるここの大地を 断平として守るのだ
  砲火にむかって 戦闘服をまとったままの死を賭して

  いつまでもいてくれ──木木も野っ原もそう頼むのだ
  おんなじひとつの感情をよび起こし 海をも動かす
  あの光明の小さな火花たちがそう願うのだ 兄弟たち!
  マドリードはきみたちの名前で偉大となり光り輝いている
 
(『レジスタンスと詩人たち』─序章 ファシズムのスペイン介入と詩人)

義勇兵
1979年11月 マドリードにて

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