ゴーシュロン「みごとな建築」

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 みごとな建築 
          ジャック・ゴーシュロン

長い不幸の歴史は
支配者の手によって築かれた

砂糖と酢によって
バナナとバナナの皮によって

花ばなと恐怖によって
藁火と焚刑の火によって

屍のピラミッドによって
その上に立てられた旗によって

貧困の煉瓦によって
松明と蝋燭消しによって

佛頂面と侮蔑によって
侮蔑の痛みによって


憎しみの石畳によって
ひとを煙りにまくことによって

猿の銭によって
指揮棒と太鼓によって

絶望の繰り言によって

 訳注*猿の銭─うまいことを言って人に支払わないこと。

 
 (『稜線』2001年1月、詩集『不寝番』)

建物

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