マヤコフスキーとネルーダ

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 マヤコフスキーとネルーダ

 ネルーダは、「大十月革命」の生んだ偉大な詩人マヤコフスキーについて書いている。
 「若いころ、わたしは、マヤコフスキーの声にうたれた。老いさらばえた詩の流派のただなかで、その声は建設者のふりおろす鉄槌のようにひびきわたった。かれは集団の心臓にもろ手をさしのべた。そして、そこにあらたな調べのためのちからをみつけだしたのであった。マヤコフスキーの強靭と精緻と激烈とは、いまなお、こえがたい現代詩の典型としてのこっている」(北民彦訳)
 『二〇の愛の詩と一つの絶望の歌』の詩人が、『心の中のスペイン』の詩人へと変身していく過程には、むろんスペイン戦争という銃火の試練場があったのだが、またマヤコフスキーの影響も見のがすことはできないであろう。ネルーダは『遺言』のなかにも書きのこしている。

  ねがわくば 新しい詩人たちが
  わたしが愛したように 愛してくれるように
  わがマンリーケを ゴンゴーラを
  わがガルシーラソを クヴェードを
  これらの人たちは 雪のような清らかさと
  白金で身をよろった
    巨人のような守護者であり
  わたしに 厳格さを教えてくれたのだった
  そして 新しい詩人たちが
  わがロートレアモンのあげた苦悶のなかから
  むかしの嘆きの声をききとってくれるように
  そうして マヤコフスキーのなかに
  のぼってゆく星をみいだし
  その光から
    どのようにして多くの穂が生れたかを
  見いだしてくれるように
            (『大いなる歌』)

   (自筆原稿)

ネルーダ
1949年パリにて(ネルーダ、アラゴン、ギリエンら)
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