映画「シャーロット・グレイ」

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シャーロット・グレイ
第二次大戦下、フランスのレジスタンス運動に参加したイギリス女性の物語。

 ロンドンに住む看護婦のシャーロットは大のフランス好き。列車の中でフランス語の小説を読んでいると、同席の紳士からフランス・レジスタンスの連絡員にならないかと誘われる。恋仲になった英空軍パイロット・ピーターがフランス出撃中に行方不明になった。彼の消息を調べたい動機でフランスに行く気に。「信頼・希望・愛情。きみはどれを信じるか」と問われた答えは「希望」。
 厳しい訓練を受けた後、南フランスに送られ、パラシュートで降りたった。そこで地元レジスタンスの青年リーダー・ジュリアンと巡り合う。彼は共産党員だったが、レジスタンスを闘っているのは共産党しかないので彼らと協力するようにと上から指令された。軍や警察の支配下の活動で次々と試練に立たされるが、正義感と行動力で立ち向かう。レジスタンス女性連絡員との接触では、ピーターの事をひと言聞いたため、女性連絡員は逃げるタイミングを失い警察に捕まってしまった。映画「鉄路の闘い」さながら軍用列車襲撃に参加する。ドイツ軍の行進に向かって抗議の声を上げ続けるジュリアンに銃が向けられると、とっさに彼におおいかぶさってキスをし、彼を救った。ある晩、英空軍からの補給地点が敵に筒抜けになり、集合した仲間が皆殺しにあうが、情報を漏らしたのは戦後の共産党の力を恐れたイギリスからの司令とほのめかされ、権力の非情を知るのだった。
 ジュリアンの父親ルベードはユダヤ人の幼い兄弟をかくまっていた。シャーロットも面倒を見ていたが、彼らの父母はすでに収容所へ送られ、我が子への手紙も渡せなかったため、子どもは親への不信を抱いていた。ルベードは密告されて当局に連行されてしまう。そして別の家に匿われていた幼い兄弟も。シャーロットは警察の追及が迫る中、必死で手紙を書いた。自転車で走り、収容所へ向かう列車に間に合った。手渡された「母親から」の手紙、それは兄弟に希望を与える手紙だった。
 戦後、瓦礫の残るロンドン。死んだと思っていたピーターから手紙があり、再会する。しかし歴戦の彼女にとって彼は過去の人でしかなかった。ラスト、平和の戻った南フランスで再会した二人。満面の笑顔で「私の名はシャーロット・グレイよ」初めてジュリアンに自分の名を明かすと、ふたりは固く抱きあうのだった。
 ヒロインの大きな存在感と様々な表情変化が見応えがあり、最後にジュリアンと再開して見せる輝く笑顔は幸福感に包まれる。ストーリー展開もスッキリしてさわやかな読後感。

2001年 イギリス・オーストラリア
監督 ジリアン・アームストロング
原作 セバスチャン・フォークス
出演 ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ

シャーロット

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