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長野県立歴史館で「満洲移民を語る」証言

ここでは、「長野県立歴史館で「満洲移民を語る」証言」 に関する記事を紹介しています。
歴史館

長野県立歴史館(長野県千曲市)で「戦争体験を語る」シリーズ4回めで「満洲移民を語る」を開いていました。

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下伊那郡の湯澤政一さん(ビデオで出演)
1945年3月、14歳で満州に渡り義勇隊に参加、開拓団を護送中に終戦を迎えました。ハルピンの収容所生活中に多くの団員が病気や栄養失調で亡くなった。中国人のことを悪くいう人がいるが、優しくしてもらった。生き延びて帰国できたほとんどすべての人は、中国の人々のおかげです。終戦70周年の今日、灰色になってきたが、戦争を繰り返してはいけない。

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久保田諫さん(下伊那郡河野村出身)
開拓団の集団自決の様子を生々しく証言しました。
13歳で河野村開拓団に入植。終戦間際の8月13日に突如召集令状がきました。開拓団は召集されないと思っていたのでびっくり。大人の男性は全員徴兵され、女と子供だけになりました。敗戦となり、開拓団員は棍棒で襲われたりして逃げ惑いました。67歳の団長の力が尽きて「早く楽にしてほしい」と頼まれ、息の根を止めるのに手を貸しました。「潔く私たちも命を絶とう」と女性たちは集団自決を決め、帯やもんぺのひもで自分や子の首にかけました。力の弱い人にかわって力の強い人が首をしめました。自分ともう一人の男性は互いに相手の肩をおさえて石で額を殴りあった。その時の傷は今も額に残っています。血を流して倒れていたが、この二人だけが息を吹き返しました。見ると倒れている全員が着物をはぎとられてすっ裸でした・・・。
戦争だけはくり返してはいけないと強く訴えたい。

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広い博物館で、常設展では松代の六工製糸場の展示がありました。
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