戦争をにくんだこの心臓が

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 戦争をにくんだこの心臓が
                        ピエール・アンディエ 大島博光訳

戦争をにくんだ この心臓が いま 闘争のため 戦闘のために 高鳴るのだ
みちひく潮のように めぐる季節のように いれかわる夜と昼のように
 ひびきよく脈うっていたこの心臓が
いま ふくれあがり 怒りと憎しみに燃えあがる血を 血管におくりこみ
あたまのなかに 耳鳴りのような音をたてるのだ
そうして その音は 町に野に ひろがってゆくのだ
蜂起とたたかいを呼びかける半鐘のように
みんなきくがいい おれもきくんだ こだましてもどってくる その音を
いやちがう それはおれの心臓のように フランスじゅうで脈うつ
 ほかのひとたちの 千万のひとたちの 心臓の音なのだ
千万の心臓が おなじリズムで おなじたたかいのために 脈うっているのだ
断崖にうちよせ ぶつかる波の音のように
そうして 千万のひとたちは 高鳴る血に ただひとつの合言葉をきくのだ
ヒトラーに抵抗せよ ファシストどもをやっつけろ!
しかも 戦争をにくみ 季節のように脈うっていた この心臓が
 古い怒りをよびさますためには
ただひとつ 自由ということばでことたりるのだ
千万のフランス人が まぢかい夜明けのために 闇のなかで たたかい 準備しているのだ
なぜなら 戦争をにくんだ これらの心臓は 自由のためにこそ脈うったのだから
めぐる季節のように みちひく潮のように いれかわる夜と昼のように

(ガリ版印刷物、詳細不明)

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