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おいらも愛する おいらの祖国を

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おいらも愛する おいらの祖国を
                                大島博光

おいらも愛する おいらの祖国を
おのれの生まれた 母なる国を
野と川と山の 美しいこの国を

祖国(くに)を愛する 市民として
臣民ではなく 人民として
奴隷ではなく 自由人として

天皇の時代の 忠君愛国は
もうむかしのことだ あんな悪夢は
二度と見たくない あんな圧制は

侵略戦争を 事とした国
人民を戦争へ 駆りたてた国
人民を奴隷にした 「神の国」

いまや 憲法は変って 主権在民だ
いまや 国民が 国の主人公なのだ
人民のたたかいが かちとったのだ

それはまた 戦争放棄の 憲法
軍隊をもたない という憲法
世界に誇るべき 平和憲法

お偉方は そのように 舵をとらない
国民の方には 一向に 眼をくれない
もっぱら 独占資本にしか 眼を向けない

しかも 憲法にそむいて 軍隊をつくる
国民与論に そむいて 戦争法をつくる
さらに 平和憲法を 改悪しようとする

基地では 少女が犯され 辱められ
民家に 火を放たれ 焼き払われ
首長に 「ばかったれ」 が浴びせられ

怒り叫ぶ 沖縄の人民の声に聞け
外国の兵隊は みんな 出てゆけ
基地を返して さっさと 出てゆけ

祖国に 暗い影が しのびよるとき
国民の運命が 問われるとき
国民の未来もが あやぶまれるとき

詩人の 国民感情も 呼びさまされる
詩人もまた 国民として 声をあげる
そのことあげは 国民詩と 呼ばれる

(自筆原稿 2002年頃)

街頭行動
アルピジェラ「MCTSAの街頭行動:拷問反対」1980年代後半



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