映画「ドレスデン─運命の日─」

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 ドレスデンの病院で働く看護婦のアンナは、次々と運び込まれてくる負傷兵の看護に献身的に働いている。地下室に隠れている負傷兵ロバートを見つけ、介抱するうちに激しい恋に落ちた。彼はドイツ爆撃に参加して撃墜された英空軍パイロットだった。
 イギリス空軍省はソ連軍のドイツ進軍を空から援助する名目でドレスデン爆撃を命じた。エルベ川のほとりにたつ美しい古都は1945年2月13日、連合軍の大空爆を受け、廃墟と化した。爆撃と火災旋風の中を逃げ惑うアンナとロバート。防空壕で窒息死や集団自殺する人びと。2万5千人とも15万人とも言われる一般市民が死亡し、残虐な無差別爆撃にイギリス国内からも批判の声が起きた。
 映画の最後は2005年に再建された聖母教会で平和の式典を行う人々の映像にアンナの顔も。

 正義感が強く情熱的なアンナにたいして、婚約者は優等生タイプでおとなしい医師、だがロバートはむっつりしているだけ。恋は盲目と言うが、婚約者がいながらなぜ戦時下、敵国の兵を恋したのか?観客を納得させるのは英国兵の魅力、存在感であろうが、ロバート役にはこれが希薄だった。ロバート・レッドフォードみたいな伊達男なら良かったのに。ドレスデンとイギリスとの和解というミッションのための恋愛ストーリーなのか?
 今でも2月13日はドレスデンの追悼の日で、ミサ曲が演奏されるという。ドイツがはじめて自国の空襲被害を映画化した作品というから、今まで声を上げるのを自重していたのだろうか?廃墟の映像は「戦場のピアニスト」を思い出させ、戦争の残虐性を厳しく告発している。2006年ドイツ、監督ローラント・ズゾ・リヒター。

アンナ

再建され、平和と和解の象徴となった聖母教会を見るアンナ

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