「戦争に反対する詩人の会」のあらまし

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「戦争に反対する詩人の会」のあらまし

 「戦争に反対する詩人の会」は東京の鈴木初枝が中心(代表委員)となって活動した全国組織で、1982年10月に発足し、2002年1月に解散した。100人でスタートしたが250人前後の規模になっていた。

 「詩人も反戦の声をあげなければならない」という鈴木初枝の音頭で1982年3月、4月と準備会がもたれた。賛同者が増えて、急速に運動はふくらみ、5月に第1回発起人会が狛江市民センターで開かれた。8月に結成を呼びかけるアピールが発表され、10月に結成記念集会が狛江市市民文化会館で開かれた。
 年2回「反戦、市民と詩人の集い」を全国各地(東京、横浜、千葉、春日部、前橋、水戸、山形、秋田、長野、名古屋、岡山など)で開催し、当該地域の詩人たちの力を集めて成功させた。また詩論・詩史研究のための研究集会などを開いた**

 活動の重要な柱として、パンフレット詩集『反戦のこえ』を年2回定期刊行した。これは朗読会のテキスト等とした使用され、市民の間に浸透・普及することを願って作られた詩集で、B5の大きさ、50頁前後だった。

 1995年11月にアンソロジー『戦後50年 詩集 反戦のこえ』を土曜美術社出版販売から刊行した。これはパンフレット詩集『反戦のこえ』を集大成したもので、139人の詩人が登場している。編集委員は鎗田清太郎編集委員長以下、大河原巌、増岡敏和、山岡和範、木津川昭夫、甲田四郎、森田進、わたうちふみ、山本隆子の9名。

 パンフレット詩集『反戦のこえ』は2001年12月発行の第39号が最終号となった。そして2002年1月27日、最終総会が神楽坂エミールにて開かれた。 鈴木初枝の前年からの病気臥床が解散の原因と思われる。(2002年6月、鈴木初枝は90歳で永眠。「私は反戦に命をかけたいのよ」と言いつづけていたという
 19年間、全国の詩人の力を結集して反戦の声をあげ、国家機密法など軍国主義復活の動きに反対して運動してきた意義は大きい。

* 山城百合「自由と愛の詩人──鈴木初枝さんを悼む」(『稜線』78号 2002年9月)
** 鎗田清太郎「『戦後50年 詩集 反戦のこえ』あとがき」(1995年11月)

反戦のこえ
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