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ベルリン・オリンピック帰途の西条八十の絵はがき

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西条八十絵はがき
西条八十絵はがき

(八月十三日 西条八十)
巴里あての便りありがたう。やっぱりアメリカとナチス王国がおもしろかった。
今夜 巴里をアディユーした。いまマルセイユ行きの汽車の中。ヂャール二つの人だのに、ねむれぬ。十二時だ。また日本へ帰って、仕事する事をおもふと ユーウツだね。
ドイツ語大分おぼえたよ。これからやるつもりだ。

東京都杉並区馬橋四ノ四八八
山崎氏方
大島博光様


◇    ◇    ◇    ◇   
西条八十は1936年(昭和9年)6月、コロムビアの派遣でアメリカを音楽行脚し、パリに寄ったところで口説かれて朝日・読売のベルリン・オリンピック特派員としてドイツに渡った。8月1日から10日間、ベルリンの競技場に通って即興詩などを書いた。パリに戻り、8月16日、マルセイユから乗船して帰国した。
博光が『蝋人形』の編集者に就いたのは前年の1935年3月。

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