映画『星の王子さま』The Little Prince

ここでは、「映画『星の王子さま』The Little Prince」 に関する記事を紹介しています。
 サン=テグジュペリの『星の王子さま』がミュージカル風に仕上げた映画になっていました。

ウワバミ


 私が子供の頃初めて描いた絵「ゾウを飲み込んだウワバミ」を大人たちは「帽子だ、帽子だ」と言って誰もわかってくれない。絵をあきらめた私は自由な空にあこがれて飛行機乗りになった。
 ある日、機体の故障でサハラ砂漠に不時着、気がつくと不思議な男の子が現われ、羊の絵を描いてという。小さな星に住んでいた王子さまはわがままなバラに嫌気がして星を飛び出し、小惑星を巡る旅に出たのだった。王子さまは私の絵を見ると「ゾウを飲み込んだウワバミだ」と初めて判ってくれた。水がなくなった二人は広い砂漠を探しまわるが、王子さまの千里眼でオアシスが見つかる。水を浴びながら大はしゃぎで踊る二人。

オアシス


王子さまが砂漠で出会ったヘビはセクシーな男性ダンサーの姿になって不吉な踊り。
キツネとは友だちとなり、楽しく遊んだ。悲しい別れの時、「何だかきみがかわいそう」という王子に「それでいいんだ。相手を愛した証拠だ」というキツネの言葉に王子は気がついた。「もうただのキツネじゃない。かけがえのない僕の友達なんだ。あのバラも ぼくの大切な花だ。ほおっては置けない。星に帰らなきゃ」キツネは手紙をくれた。「ものを見る目は心の中にある 大切なものは目に見えない」

キツネ

 ようやく修理が終り飛行機にエンジンがかかったとき、王子さまの姿が消えていた。王子はヘビに噛まれて倒れていた。自分の星に戻るために肉体を捨てるのだという。悲嘆に暮れながら王子さまの身体を飛行機に乗せた飛行士。眠りから目覚めると遺体は消えていた。「あれは夢だったんだ・・・」ところが夜になると星たちがいっせいにキラキラ瞬いた。王子さまは約束通り星に戻り、星たちを笑わせているんだ!!王子さまの愛と生きる希望に包まれて飛行士は飛び立つのだった。王子の可愛らしい笑い声が響く夜空・・・

みどころは、どこまでも拡がる広大な砂漠、美しい砂漠の夕ぐれ。
登場人物が魅力的。可愛いらしいなかに芯を通す王子さま、したたるような美貌と脚線美で踊るバラの精、カッコイイ踊りを披露するヘビのダンサー、圧巻は物語の中心となったキツネ。王子さまとの友情の始まりを飛び跳ね、転げ回り、身体をばたつかせて狂喜する。そして悲しい別れでの語り。

子どもの純真な心をもとに、富や権力欲、欺瞞に満ちた大人の世の中を風刺。人を愛すること、思いやることの美しさをうたっている。原作のテーマを見事に再構築、心があたたかくなる映画。
1974年アメリカ。監督・製作はスタンリー・ドーネン。

*今年はアニメ仕立ての『星の王子さま』が公開されるようです。どういう映画になるか楽しみですが、この実写の映画はなかなか大したものです。

ひつじ
「寄居 星の王子さまパーキングエリア」にて

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