ラファエル・アルベルティ「一九一七年」

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 一九一七年     ラファエル・アルベルティ
            
わたしはそのとき一五歳だった
青くて白い ふるさとの海
小さな入江のカディスからやってきて
わたしは遠い内陸の都市(まち)に着いた
一九一七年だった

手のなかの緑の木の葉よ
画家のパレットが
すべての色彩で 明るい夢を
わたしの心にひらいていた
人生は 暑い風景のように
わたしのなかに入っていた
わたしは何も知らなかった
薄紫色で影をあらわし
白で水を輝かせ
太陽で火のひまわりを描くというほかは
何もわたしは知らなかった
しかし とつぜん ひとつの名前を
「十月革命」のあけぼのが照し出した
地球の夜のなかに 新しい赤い光を
レーニンを

<『マチャード/アルベルティ詩集』1997年>

アルベルティ

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