或る友の埋葬に

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 或る友の埋葬に   アントニオ・マチャード

彼は葬られた 七月の怖るべき午後
燃えるような太陽の下で

口をひらいた墓穴のそばに
花びらの枯れた薔薇の花束が
香りのきついジェラニウムや
赤い花花のあいだに 供えられていた
空は晴れて青かった
乾いた強い風が吹いていた

太い綱に吊されて
柩はしずしずとおろされた
穴の底に
二人の葬儀屋の手で

柩が穴の底に収まった時 大きな音が響いた
静けさのなかに 重おもしく
土の中の柩の音は何かまったく荘厳なものだ

黒い柩のうえで ざらざらした
こまかな土くれが砕けた

深い穴のなかの白い息吹きを
風が運び去った

──そしてきみは これからは影もなく
眠り横たわる きみの骨に永い安らぎあれ

静かな真実の眠りの中に
永遠に

(『マチャード/アルベルティ詩集』)

バラ

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