エリュアール「死・愛・生」

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 死・愛・生   エリュアール

おまえはやってきた すると火はまた燃え上った
影は消えさり寒い下界に星が出た
大地はおまえの明るい肉体に蔽われ
おれは身の軽くなるのを感じた
おまえはやってきた 孤独は敗れさった
おれは地上の案内人を持った おれは
行く道をみいだし けた外れの自分を知った
おれは前進し 空間と時間を手に入れた
    *
畑は耕され 工場は光を放ち
小麦は果てしないうねりのなかに巣を作り
穀物や葡萄の取入れは無数の証人をもち
何ものも単純でもなく単独でもない
海は空や夜の眼のなかにある
森は樹木たちにやすらぎを与える
家々の壁は 共同の皮膚であり
道はつねに交差する

人間は生れついている 互いに共鳴するように
互いに理解し合うように 愛し合うように
その子供たちも人間の父親となるだろう
住む家もない子供たちも
作りだすだろう 人間を
そして自然と彼らの祖国を
すべての人間たちの祖国を
すべての時代の祖国を

(『エリュアール』ドミニック──新しい愛)

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