
詩人の鈴木文子さんが従軍慰安婦について講演と自作詩の朗読をされました。
慰安所の運営に関わった日本人に会って話を聞いたり、韓国にある博物館、歴史館を訪れて調査し、元慰安婦の方々と交流して、その悲痛な思いを詩に書いてきました。


・日本軍は1937年、上海上陸から中国侵略を開始、「徴発!」という指揮官の命令で、中国の民衆から略奪を繰り広げながら進軍した。徴発した豚は腐ったほうが美味しいといって土の中に埋めた。
・南京に到達し、南京大虐殺を起こした。ここで日本兵に性病が多発したことから従軍慰安婦が必要と考えた。
・そのための20億円の臨時費を国会が全会一致で承認。その理由は、1)強姦が多発 2)兵士の慰安 3)性病の予防 4)機密の保持──中国人でない慰安婦が必要
・軍の命をうけた業者が北九州で女をさがす。遊郭に断られ、炭鉱に出稼ぎに来ていた朝鮮の家族の娘を集めた。兵隊の洗濯などの仕事で1000円払うと言われ、3日で200人が集まった。父親の給料が10円だった。大半が20歳前の娘。軍規で女は軍艦に乗せられないので、軍需物質との名目で軍艦で送られた。
・戦争が負けると、日本軍は彼女たちを置き去りにして帰った。多くの女たちが故国に帰れずに命を落とした。



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