あの子はいつ来るんだろう?  ──コミューンの前夜 (9)パリのドラマ

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(9)パリのドラマ

 ドイツに降伏したブルジョア政府は、ドイツに支払う莫大な賠償金を、労働者階級に支払わせようと企む。しかし、人民と労働者たちは答える。「戦争成金と敗戦の責任者どもが支払え!」と。
 こうして反動政府は、みずから武装し、「コミューン」を要求していた革命的なパリを──労働者のパリをたたきのめさなければならなかった。──すでに一八七一年一月に結成された国民軍は、労働者、職人、小ブルジョアジーの同盟から成る民兵組織であった。
 このパリ・コミューン前夜の情況を、ジャン・リッシャール・ブロックはつぎのように描いている。
 「世界でもっとも豊かで有名な国のひとつである国の首都──人口二百万の大都市が、一三○日このかた包囲されている。この都市は、怖るべき苦痛をなめ、その苦痛に英雄的に耐えている。一三〇日このかた、この都市(まち)の防衛司令官である将軍は、降伏する機会をねらっている。一三〇日このかた、首都防衛の壁塁の大砲は、将校たちの命令によって、空に向けて射たれている。一三〇日このかた、町をまもっている人民と軍隊は、あくまで抗戦することを要求している。かれらは愛国心に燃え、武装し、豊富な弾薬をもち、その数は三九万に達している。これから何が起こるのか。どんなドラマがくりひろげられるのか。
 これが一八七一年におけるパリのドラマである。……」
(この項おわり)

<『パリ・コミューンの詩人たち』>
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