ずっとのちのひとびとに
ギュビック
3
信じてくれ この自負はみせかけなどではないと
これらの詩は 池に浮かびあがる泡のように
べつの時代から 君たちへと伝えられようが
とりわけ信じてくれ これは泣きごとではないと
いや ここに鳴りひびくのは 弱虫の声ではない
ましてや 憐れみをもとめる声などではない
この声は 勇敢に闘った戦士たちの声なのだ
おれたちの戦果は君たちの前にある 恥ずることはない
おれたちは何を為し 何処へ行くかを知っていた
おれたちはこの世をくつがえさねばならなかった
だからこそ 怒りは 歓喜へとつながるのだ
おれたちは 不幸と同じだけの怒りを味わった
おれたちももう知っていた みんなおれたちは兄弟だと
それこそ おれたちの時代の旗じるしだった
一九五四年一月一八日
ギュビック
3
信じてくれ この自負はみせかけなどではないと
これらの詩は 池に浮かびあがる泡のように
べつの時代から 君たちへと伝えられようが
とりわけ信じてくれ これは泣きごとではないと
いや ここに鳴りひびくのは 弱虫の声ではない
ましてや 憐れみをもとめる声などではない
この声は 勇敢に闘った戦士たちの声なのだ
おれたちの戦果は君たちの前にある 恥ずることはない
おれたちは何を為し 何処へ行くかを知っていた
おれたちはこの世をくつがえさねばならなかった
だからこそ 怒りは 歓喜へとつながるのだ
おれたちは 不幸と同じだけの怒りを味わった
おれたちももう知っていた みんなおれたちは兄弟だと
それこそ おれたちの時代の旗じるしだった
一九五四年一月一八日
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