不思議の床 ─五十嵐二郎の霊へ─

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 不思議の床
    ─五十嵐二郎の霊へ─

                        大島博光

透きとほる水の頬 虹の眼
燃ゆる倦怠 火の怒り
夢みしものの美しさゆゑ
はや如何なる救ひもなく
君 不思議の床にそそり立つ

雪花石膏(アラパスタア)のうちなる内出血
いま褪せることなく君の眼を染める

   ★

よき聲らよき眼らみな去りゆく
ひとり耐えることの難きかな
されど耐えんかな耐えんかな耐えんかな
かたみに去りゆきて夢にもどりくるもの美しければ

(『蝋人形』1941年、『大島博光全詩集』)

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